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コラム71回〜もみの木
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JUGEMテーマ:園芸


みなさん、こんにちは。久々の更新になってしまいました。
実は最近は「盆栽のお手入れ講座」のほうの更新に躍起になっていました。^^
そっちのブログはランキングサイトに参加しています。
順位を上げたかったのですが、参加して5日後には「盆栽ランキング」で一位になってしまい、それからは下に落ちないようにとしばらくがんばっていました。こちらのサイトからも応援してくれたかたもたくさんいらっしゃるようですね。みなさん、ありがとうございます。

さて、昨日さんだの駅前にあるホテルでモミの木の植え替えをしました。
モミの木


前の木は大きくなりすぎて弱って枯れてきたので小さいものに植え替えです。

さて、なんで以前のはかれたんでしょうね?

実は土の容量が少なすぎたようです。コンクリートに一部に80cm四方の穴が開いていてそこに土を入れて木を植えてあります。

ですが、大きくなると当然根も成長しますよね?

一般的には木の上と下は大体つりあうように成長します。

つまり木の葉張りが1m、高さが4mなら
      ↓
根っこの幅も1m、深さも4m
(もちろん、樹種により深根性、浅根性などの違いがあるので必ずしもこうなるとは限りませんが。)

しかし、樹木の生長に見合っただけの根を張るスペースが無かった場合、頭でっかちになってしまいます。
で、結局自分を維持できずに枯死枝を作って耐えるか、最悪の場合は枯死します。

いろいろ検討したのですが、小さなものを植え替えることになりました。
以前は僕たちが管理し始めた頃には大きくなっていたので手のうちようがありませんでした。今回は小さい樹姿を維持するようにこまめにはさみを入れていきます。

ちいさなスペースには小さな姿で。
これが限られた場所で木を長生きさせるコツですね。



author:成和造園, category:コラム, 20:51
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コラム第70回〜柿の木
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みなさん、こんにちは。今日は連休の最終日ですが、残念ながら雨ですね。
まあ、僕たちは仕事なのですが(もっとも雨で現場は中止)行楽の予定をしていた方たちは残念ですね。これからの季節は一雨ごとに寒さが増すでしょう。

現在施工に行っているお宅のお子様にプレゼントをもらいました。



かわいいですね♪
ショベルカーに乗って仕事をしているのを食い入るような目で見ていました。
いつも笑顔で挨拶をしてくれて、朝から元気をもらって仕事を頑張っています。
寒さも吹き飛びますね^^/
お庭で重機を使うのは非常に気を使います。万が一家にでも当てたら大変なことになりますからねぇ。ですがそこは、プロの意地に掛けてもしっかりとこなします^^

さて、少し前になりますが内の親父が和太鼓の指導に行っている作業所の方が柿の実を採りにやってきました。

柿の木

実家に昔からある木で毎年良く実が付きます。
僕も少し取ってもってかえります。とてもおいしいです。田舎の特権ですね。

■柿の木

柿木はカキノキ科の落葉樹で、その実を「柿」といいます。東アジアの自生樹で特に中国は特産。ヨーロッパにも渡来していますが、学名に「kaki]と付いているそうですよ。

日本でも田舎のほうに行けば田んぼの端、家の庭などに良く植えてあります。三田にも今の時期ならそこかしこで見ることが出来ますね。
品種も1000種以上あるそうです。
実は食用、葉はお茶に、幹は木材になります。なんとも利用価値の多い木ですね。

■桃栗3年柿8年

慣用句にもあるように柿木が成熟するには相当な年月が必要です。実生で種から育てたものが実をつけるには8年かかるということですね。これは若い内は自身を成長させるのに養分を使うために実付けを後回しにするからです。そしていよいよ成熟したら子孫を残すために繁殖活動として実をつける。人間でも十分に成熟してから子孫繁栄を考えるでしょう?それと同じです。

ですから普通に考えれば若い木、小さい木は実が付きません。
よくちいさなポット植えの柿で実の付いているものがありますね。
あれは改良品種の一歳性(普通種より実付きが早い)か、でなければ無理やり実をつけているかのどちらかです。

一歳種であれば翌年(もしくは隔年)で実が付きます。ですが強引に実をつけていたものであれば以後数年はつきません。
こういう木に実をつけさせる技術があるのですが(たしか去年も書いたと思う。)あまり家庭ではお勧めできません。成熟していない木に無理をさせると弱る原因になりますからね。この場合、普通に育てて実をつけてくれるのを待つほうが良いと思います。

■管理

基本的に水遣りと施肥さえしていれば問題ありません。夏場に水を枯らすと落果しますのでご注意ください。あと、地植えなら肥料は年に一回寒肥を与えるくらいで十分。
鉢植えなら、月に一回油粕を与えて、6,7,8月はリンカリ成分の多い肥料(化成肥料んはど)に換えるか、もしくは与えない。実が終わったらもう一度油粕に変えて月に一回与える。これで大丈夫です。

自家製の柿はおいしいものです。ぜひ大きな実を付けてくださいね。



author:成和造園, category:コラム, 13:11
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雨天により
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こんにちは、成和造園 花折 雄二です。
久々の雨ですね。今日も朝から現場へ行きましたが、天気予報は当たりましたね・・・
今、行っている工事はアンティークレンガ貼りで、きちんと高さ合わせないといけないので、雨が降るとモルタルの水配合が変わり施工しにくかった・・・
やっぱ雨はダメっすわ・・・

author:成和造園, category:コラム, 12:29
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ブログデビュー♪
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はじめまして、成和造園 花折雄二です。
わたくしごとですが、先日造園施工管理技師2級の資格検定試験に挑戦して参りました。
まあ結果はさんざんで、合否通知が届く前に落ちたと分かりますが・・・
来年また頑張りたいと思います。

author:成和造園, category:コラム, 17:53
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コラム第69回〜マユミ
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みなさん、こんにちは。いやー寒くなりましたね。
先週はTシャツ一枚で大丈夫でしたが、今日はトレーナーを着ながらの仕事ですよ。
家のほうも昨日今シーズン初めて暖房をかけました。もう、リモコンがどこに行ったのか、探すのが大変でした。
うちの従業員の「しげさん」は篠山に住んでいますが、もう石油ストーブが必要な寒さだそうです。三田はまだ暖かいほうですね^^



マユミ

さて、これはなんでしょう?

そうです。マユミです。10月にサティでやったフェアではマユミのミニ盆栽はものすごい人気でした。一つを残して売り切れてしまい、来年はもう出すものないな、という・・・。
いいさ、また仕入れるさ。切った枝刺して増やしてやるさ!

■実が割れて中から種がでる。

マユミの実、割れている♪

マユミは下垂した実が10月ごろに赤く色づきます。そして十分に熟したら下が割れて中から種が出ます。

この姿がなんともかわいらしくて人気の樹。盆栽のみでなく庭木としても販売しているものがありますが、この樹の場合、だんぜん盆栽が似合うと思うんですよね。

実の大きさは1cmくらいだから、2mほどの樹についても姿が目立たない。
もちろん、赤くなるのでたくさん付けば綺麗ですが、この実は「形」が大事ですよね。
やはりこの形、姿を十分に引き立たせるには「ミニ盆栽」「小品盆栽」がいいかなぁと思います。

■種はたべてはいけません。

種は、種子の脂肪油に薬理作用の激しい成分が含まれています。少量でも吐き気や下痢、大量に摂取すれば筋肉の麻痺を引き起こすので、ぜったいに食べないでください。
まあ、普通にしていればまず口に入れることは無いとおもいますが、お子さんなどがパクッとやってしまわないとも限らないので注意が必要です。


■雌雄異株

この樹はオスとメスがあります。メスのみでも実は付きますが、オス木があれば結実の確立はあがります。(つまりたくさん実がつく)

5、6月ごろにその年の枝を切って挿し木をすれば簡単に付きます。
生育も早いので一年で根っこがポットにいっぱいになります。
できれば毎年植え替えましょう。
病気や害虫にも強く、ものすごく丈夫。
簡単に育てることが出来ます。

■弓の材料になっている

マユミの名は「真弓」と書きます。この樹は非常に硬く丈夫で、しなりが良い。
昔は弓の材料にされていたようです。

author:成和造園, category:コラム, 21:37
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コラム第68回〜プンゲンスホプシー
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皆さん、こんにちは。
朝は寒いのに昼間はTシャツ一枚でも暑い。毎朝着る服を迷うようになりますね。

もう少しすれば寒さが増して、厚着するようになるんでしょうね。


今「成和造園」の事務所を実家のほうに移転する作業をしています。
今までの「ガーデンタウン」の事務所は引き上げるので片づけをしないといけないんですがそれが大変で・・・。



さて、まだ11月ではありますがそろそろクリスマスツリーの販売もしなくてはならない時期になりましたね。

クリスマスツリーといえば、「モミのき」ですね。





その中でもホプシーは高価ではありますがとても綺麗で人気があります。
プンゲンスの写真も用意したらよかったんですが手持ちがありませんでした。また今度アップしますね。

でも実はプンゲンスホプシーはモミの木ではありません。
あれはトウヒ属の木です。そしてモミの木はモミ属。
どちらもマツ科の木ですが属が違います。まあ、同学年の隣のクラスみたいなものでしょうか(笑)

■モミ属

モミ
ウラジロモミ
トドマツなど

上記の木は日本でも自生しています。特にモミ、ウラジロモミは日本の特産種でクリスマスツリーとしてよく利用されています。でも本当のクリスマスツリーは「ドイツトウヒ」なんですよ。

■トウヒ属

エゾマツ
トウヒ
ドイツトウヒ
コロラドトウヒ(プンゲンス)など

プンゲンスはコロラドトウヒの品種で、プンゲンスホプシー、プンゲンスブラウカなどがありますね。
この中のドイツトウヒがもともとのクリスマスツリーです。

プンゲンスはトウヒ属の中でも新芽が銀色になるやつでとても綺麗です。
その中でもホプシーは白銀色で輝きが美しく上品で葉自体もしっかりと肉厚があります。
綺麗さではピカイチなので人気もうなずけます。ただ、ほかの木に比べるとやはり高価ですよねー。でも成長も緩やかで比較的葉の伸びも少ないので管理自体はすごく楽です。ほとんどほったらかしでも十分美しさを保てます。

ただ、やはり数年に一度ははさみを入れてあげるのがいいでしょうね。

■プンゲンスホプシーの手入れの仕方

剪定ですが、枝葉が込み始めてきたら中のほうが茶色くなってきます。
それが剪定時期のサインです。(本当はそうなる前に切るほうが良いが)
中のほうの小さくて成長が見込めない枝はすべて切ってください。
茶色くなってしまって緑の葉っぱがなくなった枝も取り除きます。

その後木の内側に風を通す、光を当てるという目的で元気な枝でもとったほうがいいものは根元から抜き取ります。もしくは枝分かれしている根元から切り取ります。

基本的にはこれでOKです。

あとは上向き、下向きになっていて将来樹形を邪魔する可能性のあるものを除けばいいのですが、選別がむづかしいという方はそのままにしておいても大丈夫です。

この方法は何もホプシーだけではなく、ドイツトウヒやモミにも適用できますのでぜひチャレンジしてください。意外と簡単ですよ。

よく、中が茶色くなっているのを「枯れてきた」と勘違いされる方がいます。
ほとんどの樹種にいえることですがどうしても光や風の行かないところは葉が落ちてしまいます。それは枯れているのではなく「必要ない」(光合成できない枝葉)だから無駄なものとして木が捨ててしまっているのです。
もちろんそのままでは見苦しいのでしっかり切って光、風を当てれば光合成できる環境が生まれるのでまた、そこに木があたらしい枝を作ります。

結局、僕たち庭師がやっているのは木の生長を助ける作業。
だからその樹種の特性、性質さえ分かっていれば、どうすればいいかはおのずと見えてきます。


切り方、作り方をどうこう言うより、どこをどうすればいいかを木に聞くほうが良い

最近はこう思うようになりました。結局、庭師は庭木には逆らえませんしね^^




author:成和造園, category:コラム, 22:59
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コラム第67回〜ヒメリンゴ
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皆さんこんばんわ。10月も半ばだというのになんという暑さでしょうか!
樹はすでに紅葉していますが、気分はまだ夏のままですね。


とはいうものの、家のヒメリンゴは綺麗に実が赤らんでます。
4月にヒメリンゴの交配の仕方を書いたのですが覚えている人はいるでしょうか?

結局あの樹は結実には到りませんでした。来年こそは沢山の実をつけようと思います。
で、これは別の樹になるわけですが・・・。




この間三田サティーで庭木と盆栽のフェアをやりましたが、そのときにもこの樹を出品していました。
残念ながら売れ残ってしまいましたが^^;


でも、なかなか綺麗でしょ?
実物は食べれるかどうかとよく聞かれます。そりゃまあ、食べれるほうがいいでしょうけど、本来こういったものは鑑賞用なので味は保証は出来ません。

ちゃんとした食用品種を買ってきて、しっかりと地植えして、肥料も十分にあげて、潅水もしっかり管理すればおいしいヒメリンゴが食べられると思います。やはり、鉢植えのままではすこし無理があるんじゃないかと思います。ただ、実際に食べたことはないので意外においしかったりして(笑)


author:成和造園, category:コラム, 21:55
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コラム第66回〜彼岸花
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みなさん、こんにちは。寒くなったかと思えばまた暑くなるという、変化の激しい気候ですね。朝は寒いから、ジャケットを着ていくのだけど、昼には暑くて脱いでしまう。
暑くなるとは思ってなかったので飲み物もあまり持ってきていないから、結局自販機で買ってしまう。う〜ん、もったいない。でも涼しい日にはあまり持っていってもあまってしまうからこれももったいない。朝一から究極の判断を迫られてしまう毎日です。

もう、お彼岸は過ぎてしまいましたが、今日現場の帰りにふと目に留まりました。


彼岸花です。別名は「まんじゅしゃか」と言います。彼岸花を知っていても「まんじゅしゃか」の名前を知らない人もいるようですね。
「まんじゅしゃか」はほかにも「まんじゅしゃげ」、「まんしゅしゃが」とも呼ばれているようです。

まんじゅしゃかは、法華経の梵語に由来するらしく、意味は「白くやわらかな花」でそうです。

エッ?

赤いんですけど・・・。

なぞですね。

別名のおおい彼岸花、調べたところまだまだできてきます。

死人花(しびとばな)
地獄花(じごくばな)
幽霊花(ゆうれいばな)
剃刀花(かみそりばな)
狐花(きつねばな)
はっかけばばあ

なんとまあ、嫌われたものです。こんなにきれいなのにねぇ。


どうやら、此花には毒性があるそうですね。
食べると下痢、嘔吐、ひどくすれば中枢神経の麻痺を起こして市に至ることもあるとか。

お彼岸に咲いて食べると死ぬ→不吉な花
という図式でしょうか。

ともかく、どくのある花です。たんぼのあぜなどによく咲いているので子供たちが口にしないようによく注意してあげて下さい。

ところで、なぜ田んぼのあぜや、お墓に此花がおおいのでしょうか?

田んぼ  むしや動物が毒を嫌って田んぼを避けるように

墓地  土葬した死体を動物が掘り起こすため、動物よけに

そう、人為的に植えたものなんです。
多年草ですから一度植えれば毎年咲きます。
もう何十年、何百年も前に地元の方が植えていたんですね。

これは、篠山に住むうちの従業員の話ですが、此花が咲くと火事が起こりやすくなるという話があるそうです。昔からの言い伝えで枯れも理由は知りませんでしたが、おそらく花の咲く時期とその地方の空気が乾燥する時期が被るんでしょうか。

篠山は三田とは近いのだけれど、気候風土はまるで異なります。彼の話も新鮮に聞くことが多いですよ。

さて、此花は当然住宅街には咲きません。三田でもいなかのほうにいけば咲いていますが数的には少ないですかねぇ。今度田んぼの多い地方(篠山はいまあぜが真っ赤になっているらしい。)に行ったときにはぜひ探してみて下さい。そしてうんちくたれて得意になりましょう^^






author:成和造園, category:コラム, 21:32
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コラム第65回〜いちよう
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みなさん、こんにちは。

だいぶ寒くなってきましたね。今日は朝からすごい雨でした。



さてこれは何でしょう?

銀杏(ぎんなん)です。

この画像とは少し違うものですが、妻が六甲アイランドで歩道を歩いていたら上から降ってきたとか。

もうそんな季節なんですね。



いちょうはご存知のようにこの時期黄葉します。
そして銀杏を道にばら撒くんですね。あれは腐ると結構きついにおいがするので嫌う人も多いかもしれない。
でもいちょうが実をつけるには相当な年月がかかります。植えた木が孫の代になったときにつくとか。歳月をかけて成長してるんですから、尊重したいものです。


イチョウは雌雄異株です。雄木は実をつけません。
ですから庭にイチョウがほしいけど、銀杏はいや、という方は押す儀をうえればいいのです。銀杏を取りたい!という場合は雌木を購入しましょう。
見分け方は

葉っぱに切れ込みが大きく入っているものが雄

切れ込みが小さいものが雌です。

普段よく並木道にあるものはメスが多いので一度見にいけばわかりやすいと思います。


2年ほど前に書きましたがイチョウの名前の由来は一葉(いちよう)からです。
イチョウの葉は一枚でできていることからですね。

さて、今年も紅葉の季節が近づいてきましたね。
これから、モミジ、カエデを代表に雑木類がいっせいに色づきます。

休日には山にでもでかけましょうか?
author:成和造園, category:コラム, 11:40
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コラム第64回〜夏場の管理 その2
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みなさん、こんにちは。暑いですね。
実は我が家のエアコンが故障しました。部品の取り寄せに1週間かかるそうです。
う〜む、暑い夜になりそうですな^^;

この間、現場が一つ完成しました。最後に綺麗に掃除して仕上げにするんですが、あの時は微妙な心境になりますね。それまでずっと通っていた現場にお別れを告げているようです。

さて暑い中、庭木の管理も大変な時期ですよね。
とにもかくにも水管理。これが大事です。この間も書きましたが水遣りだけはしっかり遣りましょう。庭木だけでなく、芝生にもかけてください。
昼間でも構いませんよ。乾いていそうならしっかり遣ることです。
「昼間は遣ると葉がやけるから。」などといって夜まで待っていては弱ってしまう木もあるかも知れません。気が付いたときに遣るのが正解。
特に、盆栽、鉢植えをお持ちの方は昼間を敬遠していると木が枯れる危険性が出てしまいます。気をつけましょう。


■潅水の方法
詳しくは前回の記事に書いてありますのでそちらを参考にして下さい。
コツは数回に分けてたっぷりです。一日に2回〜3回。一回のうちでも2,3周は回ってください。一回目で表面が湿る程度。2回目は水があふれるくらい。時間があるなら、3回目。前回の水が引き始めたころにまたあふれる程度遣る。
これで安心です。がんばってくださいね。


■植え替え

夏場はほとんどの樹種で植え替えは厳しい季節になります。
真夏は樹木も一旦生育を止めて暑さに耐えようとします。
春に葉を茂らせているので葉から水分が蒸散してしまいます。だからその失われた水分を補給するのに根からの水吸いが使われしまい、生育にまわす余力がなくなる。
つまり、この大変な時期に根を切られてしまうと、水の吸い上げが追いつかなくなり、弱る。さらに生育が止まっている時期ですから、発根もあまりしないので結局秋まで根付きません。悪くすれば枯れてしまいます。この時期の植え替えは難しい、というわけです。

ですが、よく勘違いされるようなのですが、植栽が不可能という意味ではないんですよ。
「今の時期に木を植えても枯れない?」というお客様もいらっしゃいますが、
「大丈夫ですよ。」とお答えしています。

さて、何で大丈夫なのか分かりますか?

我々植木屋が管理している木は基本的には「根処理」がされています。よく外に紐でまいておいてある木があるでしょう?あれは太い根を切って細かい根をたくさんださせてそれを麻縄、コモなどで巻いているのです。あの状態でも水遣りさえしっかりしておけば夏を越すことも可能です。(もちろんちゃんと植えてあげるほうが安心ですが)
また、畑に植えてある木でも冬の間に太い根を切って細い根を出させる処理(根回しといいます。イザというときに下準備ですね。)をしてあるので動かしても平気です。

だいぶ前にも書きましたが、我々が扱うのは商品、お客様のお庭に植えていただくための木ですから、一応年中対応できる形にはなっています。とは言ってもやはり8月は厳しいですね。たとえ植えるのが可能であっても一般の家庭では根付くまでの管理が大変です。
前述のとおり秋までは発根は期待できませんからね。それまではしっかりした潅水が必要です。

さて、ご理解いただけたでしょうか?
次は剪定とかになるかな(未定)^^

では皆さん、お互いに水遣りに励みましょう!えっ?大変だって?
こう考えてください。

水遣りはたのしい!!

そう、植木の生長を観察しながら水をかけるんです。楽しくないはずがない。
水遣りは楽しみの時間ですよ。そう思えるように愛情をもって接してあげてください。
ではまた
author:成和造園, category:コラム, 20:40
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